撮影位置図の自動作成機能


概要
フォトマスターII Pro ver.3より、写真の撮影位置情報(GPS情報)に基づいて、CAD(DXF)図や地理院地図上に撮影位置マーカー()を自動作図して「撮影位置図」を作成することができるようになりました。
本機能により、例えばアルバム写真のタイトル欄等に連番「写真番号(〇〇)」を設定している場合、その写真番号を、撮影位置マーカーの番号として自動作図することが可能です。この機能を使えば、アルバム写真とその撮影位置図をセットで提供することができるようになります。
但し本機能は、弊社の国土地理院地形図/航空写真取得ソフト「Mapget Pro」ver6.00以降が別途必要となります(有料)。未購入のままでも殆どの機能を体験試用できますので、是非一度お試し下さい。

ver3.00新機能

(H29.11.05)

■撮影位置図の作成例 (背景地図・・・CAD図の場合)


■撮影位置図の作成例 (背景地図・・・国土地理院地図(電子地図)の場合)


 作成手順の概要 (背景地図が「webより地形図を取得」もしくは「webより航空写真を取得」の場合)
下記は使用方法の概要です。詳細は、マニュアルをご覧下さい。

1、フォトマスターII Proの「撮影位置図作成」コマンド(前頁参照)を実行すると、下記画面が表示されます。作成する対象写真等を選択し、「次へ」ボタンを押して下さい。


2、次に、下記の確認画面が表示されますので、内容確認後、「作成開始」ボタンを押して下さい。
すると、Mapget Pro(ver6.0以降)がインストール済の場合は、Mapget Proが起動しますので、以後の作業はすべてMapget Pro側でおこないます。
一方、Mapget Pro(ver6.0以降)が未インストールの場合は、最下段のダウンロード画面が表示されます。画面内のボタンを押すとMapget Proが自動ダウンロードされ、インストールが可能となります。
インストールが完了すると、自動的にMapget Proが起動しますので、表示される画面の指示に従って操作を進めて下さい(詳細は次ページ以降を参照)。





Mapget Proがインストールされますと自動的に起動し、下記の画面が表示されます。

3、Mapget Proが自動起動すると、下記の初期画面が表示されます。「背景地図の選択」から、撮影位置マーカーを作図したい背景地図を、地理院地図、航空写真、DXF図面、ラスター地図の4種類から選択し、「次へ」ボタンを押して下さい。
(以降はすべて、Mapget Proの画面となります)



 ■背景地図の種類(下記4種類から選択可能)

利用可能な背景地図 説明 取得方法
webより地形図を取得 スキャナ等により画像化した地図。BMP、Tiff、Tif、JPG、PNG 国土地理院のwebサイト(フリー)
webより航空写真を取得 国土地理院の電子国土基本図(オルソ画像)
CAD図面 DXF図面(座標系が設定されていること) ユーザー側でご用意下さい(座標系が設定されている必要があります)
ラスター地図 スキャナ等により画像化した地図。BMP、Tiff、Tif、JPG、PNG

 背景地図の取得先(国土地理院webサイト)

電子国土基本図(地図情報) http://www.gsi.go.jp/kibanjoho/mapinfo_what.html
電子国土基本図(オルソ画像 http://www.gsi.go.jp/gazochosa/gazochosa40001.html


4、前ページの初期画面の「次へ」ボタンを押すと下記画面が表示されますので、撮影位置マーカーのスタイルを設定します。写真フォルダの設定は不要です。なお、撮影マーカーのスタイル等は、撮影位置図を作成した後でも変更可能です。



5、次は、webから背景地図を取得します。国土地理院の背景地図利用に関する利用規約に「同意」していただき「次へ」ボタンを押して下さい。
  


6、次は、地図の取得条件を指定します。地図上のオレンジ色の丸印が撮影地点を表していますので、それを目印に地図をドラッグ移動し取得範囲を調整して下さい。最後に「取得開始」ボタンを押すと、webにアクセスして背景地図の取得が開始されます。条件によって異なりますが、数十秒から数分(2、3分程度)の時間を要しますのでしばらくお待ちください。


7、背景地図が取得されると、次に下図の写真位置マーカーの情報一覧が表示されますので、必要に応じて表示内容等を設定し、「次へ」ボタンを押して下さい。なお撮影マーカーの写真番号には、フォトマスター側のタイトル欄の連番が既定値として設定されます。但し、「ファイル名」「ファイル名の一部」「連番」「タイトル欄の情報」のいずれかを写真番号として表示することも可能ですので、必要に応じて変更して下さい。



8、 設定がすべて完了し、Mapget Proの主画面に撮影位置図等が表示されます。詳しい操作については、Mapget Proのマニュアルをご覧ください。



 撮影マーカーの位置等の変更について
これまでご説明した方法により、簡単に撮影位置図を作成することができます。しかし、現在のGPSデータには、残念ながら数メートル〜十数メートル程度以上の誤差があるため、正確な撮影位置図にするためには、どうしても撮影マーカーの位置編集が必要となります。
Mapget Proでは、この撮影マーカーの位置編集がとても簡単にできることが特長です。


撮影マーカーの移動調整機能

撮影マーカーの移動
(マウスにてドラッグ移動)
写真番号の回転
(マウスにて回転移動)
撮影方向の回転
(マウスにて回転移動)

注)webから取得した地図では、地図がA3程度以下と小さいため、地図上に写真一覧を貼り付けることはできません。CAD図やラスター地図でのみ可能です。


 背景地図がCAD等の場合

詳細についてはMapget Proのマニュアルをご覧下さい