Civil Works  シビルワークス         Since 2001.10〜 今日は

   

プログラムの概要
プログラムの特徴
適用基準及び参考文献
プログラムの詳細
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 ■プログラムの概要

 本プログラムは、「落石対策便覧に関する参考資料」の中で紹介されている質点系シミュレーション手法に基づき、斜面上を落下する落石運動の軌道予測と統計解析をおこなう数値シミュレーションソフトです。現バージョンでは、「吉田らの手法」に対応しています。Rocksys」は、Rockfall simulation study program for civil engineersの略語です。
 弊社ソフトは全て、体験版としての試用が可能です。「ソフトのDownload」からダウンロードしてご試用ください。
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マニュアル
出力
(印刷)例
動画ツアー1
(基本操作編)

クリック後、動画開始までに十数秒〜
数十秒
かかります。
動画ツアー2
(補足説明編)

クリック後、動画開始までに十数秒〜
数十秒
かかります。
注)ファイルが開くまでに時間がかかる場合は、ダウンロードしてからご視聴下さい(右クリック後、「名前を付けて保存」)。WindowsXPであれば、動画ファイル(swf)は、Internet Explorerなどのブラウザーで開けば再生することができます。ブラウザーで開かない場合はこちらからFlashPlayerをダウンロードしてください。)
  • アイコンをクリックすると新規ウインドウが開き、PDFファイルもしくは動画が表示されます。また、アイコン上で「右クリック」-「ショートカットメニュー」-「対象をファイルに保存」を選択すると、各ファイルをダウンロードすることができます。
  • マニュアル、出力例をご覧になるにはAcrobat Readerが必要です。ダウンロードはこちら→pdf
 ■適用基準及び参考文献
適用基準
  • 「落石対策便覧」(平成12年6月、(社)日本道路協会)
  • 落石対策便覧に関する参考資料落石シミュレーション手法の調査研究資料(平成14年4月、(社)日本道路協会)
参考文献
  • 吉田博、右城猛、桝谷浩、藤井智弘「斜面性状を考慮した落石覆工の衝撃荷重の評価」AN EVALUATION OF IMPULSIVE DESIGN LOAD OF ROCK SHEDS TAKING INTO ACCOUNT SLOPE PROGRAM (構造工学論文集Vol.37A,pp1603-1616 、1991.3)
  • 右城猛、吉田博、矢野光明、高石協、八木則男、「斜面を落下する落石の運動定数と跳躍量に関する考察」A STUDY OF PARAMETERS FOR FALLING ROCKS ON SLOPES AND JUMPING HEIGHT (土木学会論文集No.581/Y-37,pp49-58 、1997.12)
  • 箕谷千凰彦「金融データの統計分析」(東洋経済新報社、2001.10)
 ■プログラムの特徴
全落石運動の計算過程を表示可能 斜面上を落下する過程で、すべり運動、転がり運動、衝突運動、飛行運動と様々に変化する落石運動。本プログラムは、そのすべての過程を「内部計算表」によって時間刻みごとに追跡してゆくことが可能です。内部計算表により、いつ、どこで、どんな原因で運動が遷移していったかを追跡でき、斜面と落石運動の関係を詳しく調べることができます。

正規性検定により理論分布を判定が可能 落石シミュレーションの最終的な目的は、落石対策の設計値としての跳躍量や落石エネルギー等を求めることです。設計値には、統計量の最大値を用いることも考えられますが、適切な理論分布に基づく信頼値(95%信頼値等)を用いるのが一般的と考えられます。文献等によれば、理論分布として「正規分布」もしくは「対数正規分布」が多用されています。しかし、適用時の判断基準については十分明記されていません。本プログラムでは、得られた統計量に対し正規性検定を実施することで、適合する理論分布を自動判定し、その分布に基づく信頼値(落石対策に使用する設計値)を算定する機能を標準装備しています。(勿論、正規分布あるいは対数正規分布と仮定して解析することも可能です。)
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○正規性検定を落石シミュレーションに取り入れたのは、弊社が日本で初めてですが、現在はフォーラムエイト(Forum8)も採用しているようです。

跳躍量&エネルギー追跡グラフの表示機能 対象斜面内の跳躍量と落石エネルギーの変化をグラフ化。斜面のどこで跳躍量やエネルギーが小さいのかを把握することで、照査点設定をより合理的におこなえるようにしました。グラフの表示データは、各項目の最大値もしくは信頼係数(初期設定は95%)に対応した信頼値から選択可能です。
多様な関係図と斜面特性グラフ 跳躍量と線速度(h-V図)、落下高と跳躍量 (H-h図)、落下高と線速度 (H-V図)、落下高とエネルギー (H-Q図)など、5種類の関係図と斜面特性グラフを表示。
多様な出力機能 印刷は勿論、軌跡図のDXF出力、地形データのファイル(csv)入出力が可能です。また、内部計算表及び分析データ一覧表をファイル出力(csv)することで、ユーザー自身が統計処理をおこなうことも可能です。
 ■プログラムの詳細

    Rocksys」は、「条件設定」→「シミュレーション計算」→「分析設定」→「分析結果」の順に構成されます。
■初期設定
計算書のタイトルや落石運動の基本条件を設定します。

■地形条件
落石経路の横断形状、落石運動を規定するパラメータを設定します。
落石条件
落石の開始位置や落石の大きさ及び質量等を設定します。

■軌跡図
シミュレーション計算で得られた軌跡図を表示します。
■内部計算結果
シミュレーション計算の過程を表す「内部計算表」を表示します。
内部計算表
内部計算表の表示項目

■照査点設定
落石対策施設の設置地点など、落石運動データの統計量を求めたい地点を設定します。設定箇所は3点まで可能です。
■分析設定
照査点分析のための条件設定をおこないます。

■照査点分析
各照査点での分析結果を表示します。分析項目は「跳躍量」「線速度」「エネルギー」の3種類です。

■分析結果一覧表
照査点分析で求めた基本統計量と信頼値(落石対策に使用する設計値)を照査点別にまとめた一覧表を表示します。

■斜面特性図
落下高と跳躍量 (H-h図)、落下高と線速度 (H-V図)、落下高とエネルギー (H-Q図)の斜面特性グラフを表示
 ■必要システム
オペレーティングシステム(OS) WindowsXP
Windows Vista
Windows 7、8、8.1、10、11
ハードウェア Pentium4 2GHz以上
ディスプレイ ディスプレイサイズ17inch以上推奨
画面解像度1,024×768ドット以上
画面解像度1,152×864ドット以上推奨
メモリ 500MB以上
マウス 本体に対応し、日本語MicrosoftWindowsで使用可能なもの
プリンター 本体に対応し、日本語MicrosoftWindowsで使用可能なもの
必要環境 .Net Framework 3.5(注1)
注1)未インストールの場合は、セットアップ時に自動的にインストールした上で、Rocksysをインストールします。
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